世界に自慢したい!日本のペット関連マナー&サービス

外国人ペットオーナーの皆さんが日本で犬や猫を飼うときに、 母国 と日本のペットとの付き合い方の常識の違いに驚かれることもあるかもしれません。 少しでも日本のペット関連マナーやサービスを知ってもらって、外国人ペットオーナーの困りごとを減らせることができればと思い、今回のブログを書いてみました。

ペットフレンドリーな施設

公園や商業施設の一角に犬用の専用エリアが設けられていることが多く、 日本でもここ近年はペットフレンドリーな施設が増えてきています。 商業施設の中にはリードを付けずに遊ばせることができるドッグランがあったり、 高速道路のサービスエリアやパーキングにもドッグランが併設されていることがあったりと、 週末にはとても賑わっている施設もあります。ドッグランの中には、ペットカートのレンタルやウンチ袋、トイレシートを設置しているところもあり、手ぶらで出かけることができる施設もあります。

また全国各地にペットと一緒に泊まれる宿泊施設があり、ペット専用の温泉やドッグマッサージなどペットフレンドリーなサービスも多く存在します。 東京オリンピックで話題になった‘’おもてなし‘’の文化を持つ日本の宿泊施設で是非愛犬と一緒にそれらのサービスを体感してみてはいかがでしょうか。なお、 場所によっては季節限定のところもあるので、お出かけ前に目的の施設が開いているか事前にチェックしてから出かけるようにしましょう。

ペット服やグッズの充実

海外に比べて、 特に都心部では小型犬が多くペット用のファッションアイテムやアクセサリーが豊富に存在します。 街を歩いていると、カートに乗って洋服を着ているワンちゃんに遭遇することが多くあります。 ときには、 おしゃれにドレスを着こなしていたり、 タキシードを着ているワンちゃんを見かけることも。これは日本の‘’カワイイ文化‘’も関係していると思います。このカワイイという日本独特の文化は、 英語で pretty や cute、 lovely や charming に類似しているものの、 厳密にはどれも当てはまりません。 外国人ペットオーナーの方が、 せっかく日本に住むのであれば是非ともペットを通じて、 日本のカワイイ文化を体験してもらいたいと思います。 ペットショップやペットフレンドリーな商業施設には必ずと言っていいほど、 カワイイと呼べるペットグッズがたくさん並んでいますのでチェックしてみてください。

お散歩時のマナー

散歩時のマナーの徹底も見逃せません。 ペットを連れての散歩は飼い主にとっては日常的な楽しみの一つですが、 日本ではこれにもルールが存在します。ペットの安全はもちろん、 他の人々やペットへの配慮を忘れず、リードの長さや散歩の場所選びにも気を配ります。公共の場所では、ペットを自由にさせすぎないようにすることが共通の認識となっています。 動物病院では、どちらか一方の犬がリードを付けずに散歩していて咬傷事故を起こして運ばれてくるというケースもあります。また近年は人を咬んでしまう事故も増えています。日本では狂犬病予防法という、生後90日齢以降の犬は必ず毎年予防接種を行うことが義務付けられている法律があります。 狂犬病は、かかってしまうと犬もヒトも100%死亡してしまう恐ろしい病気です。誰もが気持ちよく散歩できるように、お互いにルールやマナーを守っていきたいですね。

日本の四季

犬の散歩を通じて季節ごとのイベントに合わせた工夫を凝らすことで、日本の四季をもっと楽しむことができるでしょう。桜の季節にはペットと一緒に花見に出かけたり、夏には花火を楽しむこともできます。浴衣をペットとお揃いで着るなんてことも素敵ですよね。ただし、夏のお出かけは熱中症に注意しましょう。アイスパックをドッグカートの下に敷いたりするなど、体温を上げないようにする工夫をしてあげてください。秋は紅葉が美しく、冬にはクリスマスやお正月もあります。 それぞれの季節に合わせて自然を楽しんだり、コスチュームを着てみてはいかがでしょうか。動物病院の待合室には春には桜の花びらを体にたくさん付けてやってくるワンちゃんや、クリスマスシーズンにはサンタの衣装を着た犬(時にはネコも!)でいっぱいになります。外国人ペットオーナーがコミュニケーションを取れる場所として待合室を提供できるような、ペットフレンドリーな動物病院を目指したいと当院も思っています。

まとめ

東京では日本に住むことをエンジョイしている外国籍の方に、毎日お会いする機会があります。 そんな方々がペットと共に暮らす選択肢が持てたら、 きっともっと毎日が楽しくなると思います。 日本特有の文化やサービスを知って、 外国人ペットオーナーの方が犬や猫を楽しく飼うことができるように本記事では挙げてみました。

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1.おもてなし
日本でもペットと泊まれるホテルやドッグランが増えてきています。 おもてなし文化を体験してください。

2. カワイイ文化
英語では正確な言葉として言い表すことのできない、 日本のカワイイという文化。 ペットショップやペットトフレンドリーな商業施設で体感してみてください。

3.お散歩はマナーを守って

リードを付けないお散歩は、 他のドッグオーナーや周りの人たちとのトラブルに繋がります。 ルールを守ってお散歩しましょう。

4.日本の四季を楽しんで
春夏秋冬を通して、日本ではさまざまな自然の楽しみ方やイベントがあります。 多くの外国人ペットオーナーに、 ペットを通じて日本の四季を楽しんでほしいと思います。

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東京月島にある当院では、外国人フレンドリーなどうぶつ病院を目指しています。外国人ペットオーナーのみなさまがどんな小さなことでも気軽に相談できる場所となるために、今後もさまざまな取り組みを進めていきます。

当院WEBサイト http://www.anima-ah.com/

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